2024世界選手権について
- 香川県 パラカヌー協会
- 2024年5月19日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年5月21日
当協会会長兼選手の今井航一(2024年度パラカヌー日本代表選手)より、
応援頂きました皆様へのコメントを掲載させていただきます。

(※現所属先の(株)コロプラキャラクターのくまと共にハンガリーの大会会場で)
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ご報告させていただきます。
先日、ハンガリーで行われた世界選手権の結果により、
私のパリパラリンピックへの出場は、叶わないものとなりました。
※今回は、得意種目の Va’a (VL3)にのみ出場させて頂きました。
応援して頂いた皆様のご期待に添うことができなかったことが、
ただ一点、心残りではありますが、
私としては、最高の準備をして、最高のパフォーマンスを出し切りましたので、
とても清々しい気持ちです。
東京パラリンピック(出場)時点では、世界一との差は7秒近くありましたが、
今回の世界選手権では、その差は 3.3秒。
そして、A決勝出場レベルの選手との差は 0.5秒を切るまでに、タイム差を縮めることができました。
レース中、他の選手との差があまり開いていかない現実に、
初めて「世界と戦えている」という感覚を持つことができた大会でもありました。
東京パラリンピック以降、様々な改良を繰り返してきた3年間でした。
その中でも、2022年より日本障害者カヌー協会の競技力強化に加わって頂いた、
枦木駿監督のテクニック指導により飛躍的に競技力を向上できたことには、
本当に感謝しています。
20代、30代の、私よりも一回りも、二回りも若い選手が大半を占める選手の中、
最高齢50歳の私が、超激戦区の Ⅼ3クラスにおいて、ここまで戦えたのも
枦木監督のお蔭です。
自分自身の中では、世界一にも匹敵する今回のレース内容でしたが、
順位がはっきりと示されるのが、勝負の厳しさでもあり、楽しさでもあります。
現在の所属先とのアスリート契約も間もなく満了を迎えるという事もあり、
今後どのような方向へ進んでいくのか、いまは、明確な状況ではありませんが、
カヌー、そして競技との距離感や関わり方も、今までとは少し違ったものになると思います。
そんな私のこれからも、引き続き応援して頂けたら、大変嬉しく思います。
最後になりましたが、これまでの数々の私のチャレンジを支えてくださった皆様に、
この場をお借りして、心より感謝申し上げます。
私のパリ大会出場は、叶いませんでしたが、
日本からは、4人の選手が日本代表(内定)選手としてパリの舞台で活躍します!
皆さま、ぜひ、応援のほど、よろしくお願い致します!
日本障害者カヌー協会HPより
#日本障害者カヌー協会
#大和リビング株式会社
#株式会社グローセル
今井 航一
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香川県パラカヌー協会 理事長より
水上でも陸上でも家にいる時も毎日、
自分の障害や身体の特性を分析し、カヌーという競技特性も分析し、年齢特性も考慮しつつ
世界で戦える自分になる為に、自分を磨いていく作業をずっと続けている姿を観ているので、
今井選手のストイックさは、カヌーが好きでないとできないことだと思うしかありませんでした。
「好きだ」という気持ち、「楽しい」「面白い」という気持ちは、どんどん進化を後押しします。
そこから得た宝物の数々をこれからも磨きつつ活かして、周りの方々に様々な形で還元していけたら
と思います。
どうか皆様にはその宝物を受け取って頂いたり、もっと素晴らしいものになるように、応援頂けたら
大変嬉しいです。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
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photo by 日本障害者カヌー協会 (一部使用)

(レースに行く前の桟橋にて)

(レース中の様子)

(ゴール時の様子)

(会場の様子)